April 12, 2019

平成三十一年度 入学式祝辞

祝辞

139名の新入生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。
本日、このように中学校の入学式を迎えられたこと、
PTAを代表して、心よりお祝い申し上げます。


皆さんはすぐお隣の小学校を卒業し、
今日から、この中学校の生徒となります。
これまでと同じ通学路を通い、
これまでと同じ同級生と席を並べ、
今はまだ、あまり変化を感じないかもしれません。

しかし、制服が変わり、ランドセルがカバンへと変わったように、
これから少しずつ、皆さんの生活は変わっていきます。
何より、この三年間で、皆さんの心も体も大きく
変化していくことでしょう。


そんな、今まさに助走中の皆さんに、今日伝えたいことは、
日々の生活の中で、恥ずかしいという感情に
打ち勝ってほしいということです。

あいさつをすること、手を上げて発言すること、
声を出して歌うこと、一生懸命走ること、
先ほどのように名前を呼ばれて、大きな声で返事をすること

このような正しい行動をなんだか恥ずかしく感じ、
周りの目を意識して、これからためらうように
なるかもしれません。
また、まじめにすることがかっこ悪く、不真面目さが
かっこ良く、感じるようになるかもしれません。

これは誰にでも訪れる、当然の心の変化です。
しかし、そこで一歩ふみとどまり、正しいことを
当たり前にできる人になってほしいと思います。

一生懸命、ひたむきに取り組むことは、
決して恥ずかしいこと、かっこ悪いことではありません。
真剣さ、ひたむきさは尊いもので、それは見る者の心を
動かします。そしてその良い影響が、
皆さん全体の成長へとつながっていきます。


平成最後のヒーロー、ヒロインの皆さん、
どうか、かっこいい中学生になって、
三年間、思いっきり躍動してください。

その右手と左手で何ができるのか、
皆さん自身で考えて、ぜひ行動に移してください。
今しか、君たちにしかできないことが、きっとあります。
この三年間で、一つ一つ、その才能が芽吹いていくのを
私たちは心より、楽しみにしています。


改めまして、保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。
我々親としては、どうしても子供達の成績やその順位ばかりに
意識がとらわれがちです。

しかし、目に見える結果だけではなく、子供達がどのように感じ、
どのように取り組んでいるのか、その過程もしっかりと
理解しながら、接していただければ、幸いに思います。
そのためにPTA活動におけるサポートが必要であれば、
いつでもご相談ください。

また、校長先生をはじめ、教職員の皆様、これから生徒達が
ここ、中学校で充実した三年間を送り、そして三年後には
誇らしく巣立っていけるよう、これまでと同じように
熱意ある、細やかなご指導をよろしくお願いいたします。

そしてご来賓の皆様におかれましては、本日はお忙しい中
ご臨席いただき、誠にありがとうございました。
今後も、地域全体での強力なバックアップを
引き続き、よろしくお願いいたします。

最後に、本日、ここにいらっしゃる全ての皆様のご多幸と
今後のご活躍を心よりお祈りし、
私からの祝辞とさせていただきます。


 平成三十一年 四月十一日

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